まぁそがぁにはぶてんさんな

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消しゴムの本当の役割は 間違いを消すことじゃなくて 間違えたっていいんだよって 鉛筆を安心させることだ

今月のうちの掲示板の法語です。

 

消しゴムの本当の役割は 間違いを消すことじゃなくて 間違えたっていいんだよって 鉛筆を安心させることだ

 

SNSで見かけた言葉で、とても心に刺さったのでうちの掲示板にも掲げさせていただきました。

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ひとつでも間違えたことをしてしまったら、もう二度と立ち上がれなくなるくらい叩かれる世の中になってきている気がします。

 

芸能人の不倫とか言動、失態、政治家の発言など、たった一言でもう、その人の全人格を否定するような報道がなされます。ちょっと潔癖すぎる社会になってきているような。

 

皆が皆、人の行動をあーだこーだと批判する裁判官になっているような気がしますし、自分もそうなってしまっているところがあると反省します。

 

「お互い様」ってすごいいい日本語だと思います。お互い間違えることもあるよね、失敗することもあるよね、あなただけじゃない、私もそうそう。「お互い様」と思うところに、裁判官から降りていけるのではないか。

 

 

消しゴムは間違いを消すためだけにあるんじゃない。僕がいるから間違えたっていいよ、間違えたって大丈夫だから思いっきり、自由に書いてごらん!って鉛筆に安心感を与えてくれているんですね。消しゴムの存在が私たちに自由や勇気を与えてくれているんですね!!消しゴム!お前をみくびっていたよ!ありがとう消しゴム!

 

生きていくってのは間違えることも多いのではないでしょうか。あーあんなこと言わなきゃよかったなぁ、とか、こーしとけばよかったなぁとか。沢山経験していきます。

 

しかし、思ってみますと、安心して失敗できるのは、間違えれるのは、「間違えても大丈夫だよ」と私の存在をそのまま受け止めてくれる存在や心と出会えているからだろうと思います。

 

どんな自分でも受け止めてくれるものと出会っていくとき、私も人のことを受け止めていけるのかもしれません。