まぁそがぁにはぶてんさんな

メインは仏教について。時々音楽や雑談もします。

易行の念仏③

易行の念仏ということで3回目です。

 

先日、「塔の上のラプンツェル」をテレビでやってました。この時期に家から出れないことをテーマにしたラプンテェルを放送するのは何か裏がありそうな気がしながら見てましたが、普通に面白かったです。中川翔子さんの歌声が素敵です♪

 

ラプンツェルの中にパスカルというかわいいカメレオンが登場します。結構重要な役です。パスカルが色々と体の色を変えるのがかわいいんです。

 

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その時思い出したのが、「易」という漢字です。この易という漢字の成り立ちは、日にあたると肌の色が変わる虫から来ているそうです。虫と言ってもトカゲとからしいです。確かにトカゲって漢字で書くと「蜥蜴」です。易が入ってますね!

 

なので「易」という漢字は辞書を調べると、やさしいという意味の他に、かえる、かわる、とりかえる、という意味もあります。貿易とか、不易、改易という場合ですね。

 

転じて「易行」という場合、やさしいという意味の他に、自力心をとりのぞき、他力になしかえるはたらきを味わっていけます。疑いを除き、信心の行者になしかえるはたらきがお念仏自体にあるということです。

 

したがって普通こちらで用意をしなければならない信心までもが全て、お名号の方で仕上がっており、こちらはただそれを受けとりよろこぶだけという(機の無作)ことを易行はあらわしています。

 

衆生の方に宿題を与えず、お名号のひとりばたらきで救われていくことを易行と味わっていけます。

 

仏法を聞かせ、信じさせ、称えさせ、浄土に迎えとる。これ全て阿弥陀様の願力です。

 

逆を言えば、今お念仏しているとゆうことは、今ご法義を聞かせて頂いているとゆうことは、すでに阿弥陀さまの願いの中に包まれていたとゆうことです。